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レコーディングの疑問にお答え!

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レコーディングの際には各パートの音を個別で収録するものと、同時に収録するものがあると思うのですが、それぞれどのように使い分けているのでしょうか?

ここは非常に難しい判断になりますね。同時に録音するメリットとして一気に楽器が録れてしまうのでうまくやれば時間短縮にもなります。そして、各ミュージシャンが見えている事により演奏しやすくなるというメリットがあります。特にドラム、ベース、ギターなどの3リズムは同時に録音したほうがグルーブが良くなる傾向がありますので、バンドサウンドなどはとても有効的なレコーディング方法と言えます。ただ、逆に誰かが間違えると全員で演奏しなければいけないので思い切った演奏が出来なくなってしまうというデメリットもあります。なので通常は自分だけ間違えても被害がないように各ミュージシャンはブースに入ってレコーディングをすることが殆どではないでしょうか。(光田康典)

歌と楽器だとどちらのレコーディングが難しいですか?また、特にレコーディングが難しい楽器などありますか?

楽器の方が断然楽です。ボーカルレコーディングが最も難しいと言えます。理由はその人の咽の調子次第、というところがあるからです。一日で歌える時間が限られています。楽器だと5時間、6時間はなんとか演奏できるかもしれませんが(それでも辛いですが)、ボーカルはウォーミングアップから終わるまで頑張って4時間です。これ以上やっても声は掠れますし、体力も落ちてくるのでピッチが悪くなります。なので、その人の最もベストな状態を一瞬で見極めなければいけません。これは経験豊富な作曲家でもとても気を使うところだと思います。また、金管楽器もかなり体力を使う楽器です。楽曲のレコーディングする順番なども左右してきますので、前もってしっかりとタイムテーブルを考えておかなければいけません。(光田康典)

ライブなどレコーディング以外では弾き方や音の出し方などは違うものでしょうか?どの様に変化をつけているのでしょうか?

ライブはやはりお客さんにのせられて演奏する部分があるので、レコーディングとは音の出方が違います。ライブの演奏は粗くなりますが、逆にそれが場に合っているので良い雰囲気になります。ですが、レコーディングは一音一音がとてもシビアに聞こえます。なので、ちょっとしたノイズやフィーリングが気になるものです。なので必然的に演奏は綺麗になる傾向がありますね。(光田康典)

レコーディングの合間などにどのようなお話をされますか?やはりレコーディング内容についてでしょうか、はたまた世間話などレコーディングには関係のないお話でしょうか?

完全に世間話ですね。趣味の話や、最近の面白い事、ニュースなど話す事が多いです。レコーディングについてあーだこーだ言っても正直あまり変わらないので、休憩時間は音楽の事を忘れて楽しく過ごすようにしています。緩急が大事なんだと思いますね。(光田康典)

「フィル」とはなんですか?

FILL(フィル)とはドラマーの譜面にはよく使う言葉です。次の構成に行く前にアドリブ的な演奏をしてもらうときに書きます。例えば、Aメロ、Bメロ、サビとあった場合、Bメロの前の1小節前や、サビの前にFILLと書きます。細かくフレーズを譜面に書いてもいいのですがドラマーにお願いしたほうが良い場合が多いのでそうしています。(光田康典)

作曲家の皆さんはレコーディングにおいて指揮者のような立ち位置なのでしょうか?

簡単に言えばそうですね。作家が思い描いた音になっているか、フィーリングになっているかしっかりとミュージシャンに伝える役目をします。逆に言うと、作曲家しかディレクションはできないのですが、なかにはディレクションが苦手で他の人に頼む作曲家もいます。個人的にはそれは違うのかなと思っていますが・・・。やはり自分の曲は自分が一番よく解ってますから、自分がやらずして完成形には近づけないのかなと思います。(光田康典)

アナザーエデンといえば変拍子の曲が多いと思うのですが、変拍子の楽曲をレコーディングする時に気をつけている事は何ですか?

変拍子は独特のグルーブ感が大事だと思っていますので、そこを意識しています。(土屋俊輔)

当時ライブに参加した者です。「Brilliant Streamer」のアレンジが綺麗でとても素敵でした。曲のアレンジはどんな流れで行われているのですか?

色々なパターンがあるのですが、「Brilliant Streamer」では、ピアノの前奏から曲を始めたいというところからスタートしました。その後は原曲を生かしつつ、編成に合ったアレンジを意識して作っていきました。(土屋俊輔)

レコーディング前の何か決まったルーティンなどはありますか?

ルーティンではないですが、集中力の問題でご飯はあまり食べないことが多いです。(土屋俊輔)

レコーディング中にお話していた「ここは差します」というのはテイクを「差し替えます」という意味なのでしょうか?

まさにその通りです!(土屋俊輔)

演奏中のヘッドホンには何が流れているのでしょうか?全員一緒なのか、別のものが流れているのでしょうか?

基本的には全員一緒ですが、個別で各楽器の音量の上げ下げが出来ます。ですので、ミュージシャン自身が演奏しやすいモニター環境にして、録音しています。(土屋俊輔)

ゲームではずっとループしていますが、レコーディングではこのアレンジアルバムのように曲の終わりを付けてレコーディングをしているものなのでしょうか?

ゲームの音楽ですとループ前提ですので、レコーディングでも終わりがないものが多いです。例外としてPVに使われたり、ムービーシーンで流れる曲などは、場面に合わせる必要がありますので終わりを付けることもあります。(土屋俊輔)

楽曲の音色はアーティスト、楽器、譜面など何で変わるものなのでしょうか?

全ての要素で変わるものと思います。楽器や曲調、譜面の書き方、演奏者、演奏の仕方、レコーディング環境(マイキング、スタジオの残響etc)などなど・・・。なので全く同じ音を再現することはほぼ不可能だと思います。(マリアム・アボンナサー)

アレンジ曲の中でライブで盛り上がりそうな曲はどれですか?

やはり土屋節の効いたバトル曲じゃないでしょうか!?(マリアム・アボンナサー)

アレンジ楽曲のレコーディングの際、アドリブが入ることは多いのでしょうか?

多いですね。むしろほぼアドリブでできてるのかもしれません。(汗)(マリアム・アボンナサー)

演奏始める前に言っていた「4つ前」の「4つ」とはなんのことでしょうか?

録る小節より4小節前のことです。例えば、Aセクションの4小節前に曲とクリックを流してAで録っていく時に、「ではAの4つ前から!」とか言いますね。(お互いAを録る認識で)(マリアム・アボンナサー)

光田さんの目の前に大量のお菓子がありましたが、誰が差し入れしているのでしょうか?お菓子もレコーディングに欠かせないものなのでしょうか?

生配信の日では色んな方からの差し入れを頂きましたが、基本的に現場へは何かしらのお菓子を持っていくようにしています。特に今回は曲数も多く体力勝負でしたので、なるべくカロリーの高いものを・・。良いところのお菓子が置いてあるとやる気も出るのでは・・!(マリアム・アボンナサー)

クリックとは何でしょうか?出さないことによって何が起こるのでしょうか?

メトロノームのようなものです。音色は様々ありますが今回はカチカチとしたクリック音を使ってます。クリックを流すことによってテンポが耳で分かるのでとても重要です。大勢で同時に演奏する時は、このクリックのおかげでぴったりと合わせられます。クリックなしの録音方法もありますが、大編成で制限された時間の中、息を合わせるのは大変です。あと差し替え等のエディットもしやすいのでよくクリックは使われています。(マリアム・アボンナサー)

セッションで演奏するような伝統的なアイリッシュトラッドチューンとは違う、ゲームやアニメなどのケルティックファンタジーな楽曲を演奏するときに気をつけていること等は何かありますか?

そのときどき、世界観やイメージにあうようスタッフの方々と相談しながら演奏させていただいてます。(野口明生)

野口さんはレコーディングの際キーに合わせてイーリアンパイプスを持ち替えていますか?それともD管のみで吹いているのでしょうか?

D管で対処出来ない場合は、他の管を使う事もあります。(野口明生)

壷井さんのアーティスト写真ですとバイオリンの弦に稲妻が走っています。生ライブや配信ライブではその様な姿をお見かけしたことがなく、おそらく我々が見たことのないレコーディング中の出来事だと思うので、とても楽しみにしていると同時に、バイオリンを弾きながら稲妻を出すコツを教えていただければ幸いです。

ヴァイオリンから稲妻を出すコツですが、壷井家に2000年前から伝わる秘技ですので、そうそうお教えすることはできません。しかしながら、普段のライブから稲妻は出しておりますが、見たことがないと仰るのは遺憾でイカンです。眼球のISO感度をあげる修行をしてください。ご希望であれば、修行に使える壷をお売りいたします。(壷井彰久)

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